審美歯科…美しい口元

歯をなおすと、表情がイキイキしてきます。いくらきれいにメークをしたって、歯に何か悩みがあれば思いきり笑えないし、表情だって暗くなりがちです。

P.M.T.C.(Professional Mechanical Tooth Cleaning)  専門家による機械的歯面清掃

まずは、ご自分の歯、本来の美しさを取り戻しましょう。専門家(歯科医師・歯科衛生士)の手に任せて、手入れを受けます。歯石はもちろん、茶渋のような着色や、たばこのヤニなどのよごれもきれいにクリーニングします。見た目が美しくなるだけでなく、歯ぐきも健康になり、口臭も改善されます。P.M.T.C.を定期的に受けることで、ご自分本来の真っ白な歯、健康な歯ぐきを保つことができます。歯の外部からの着色はプロの研磨できれいにとることができます。

歯の漂白

歯の内部からの着色が起こることがあります。たとえば、歯が顎の骨の中で作られている最中にある種の抗生物質などを長期にわたって使用していたりすると、この薬物が作っている途中の歯にとりこまれ、全体が黒ずんだ色になることが有ります。(ポーセレン・ラミネート・ベニアの項の写真を参考にしてください。)また、外傷などで歯の中に入っている神経(血管)が途絶えてしまったときなどにも歯の色が変わってきます。このような中からの着色はいくら研磨してもとれません。

このようなケースではある種の漂白剤を用いて着色をとる方法が行なわれます。ただ、この方法ではとにかく色は白くなるものの、天然の歯の白さとは少し異なることがありますので担当医と事前によく相談しておく必要があります。

光重合型レジンによる歯冠修復

歯が少し欠けてしまった、前歯に虫歯ができてしまった、以前につめていたところの色が変わってしまった、というケースではこの治療方法が有効です。レジンとはいわゆるプラスチックの一種です。以前の化学重合型と異なり、光をあてて短時間で硬化させますので、微妙な形作りも可能です。

最近の光重合型レジンは非常にたくさんの色が準備されています。この中から最も他の歯と調和し、自然に見える色を選び出して使用します。

この方法は保険診療で行なえます。

ポーセレン・ラミネート・ベニア

   @  A

上の写真は歯が作られる過程で歯に黒ずんだ着色を起こしてしまったケースです。ポーセレン・ラミネート・ベニアを用いた治療では、@のように歯の表面を薄く削ります。非常に薄く削りますので、歯にあまり負担をかけません。次にAのように削った部分の型をとり、元の歯の形になるように作った、ポーセレンでできたシェル状のものを特殊な接着剤を用いてはり付けます。他に小さな虫歯が表面の数カ所にあり、光重合レジンによる治療で満足できないケースなどにもこの方法が使われます。

ポーセレン・ラミネート・ベニアによる治療は神経のある歯に対して行われますが、削る量が非常に少ないため、歯に与える負担が少なくてすみます。

現在のところ、ポーセレン・ラミネート・ベニアによる治療は保険診療では認められていません。費用等詳細については担当医にご相談下さい。

メタル・ボンドクラウン

金属にセラミックを焼き付けて作るクラウン(かぶせ)です。ポーセレンは年数がたっても変色したり、すりへったりしないので手入れが充分なら長持ちします。他の歯と色合わせをして作りますので、違和感が無く、自然な感じになります。

このメタル・ボンド・クラウンも保険診療では認められていません。保険診療では前歯に次のレジン・フェーシング・クラウンが認められます。

レジン・フェーシング・クラウン

金属にレジン(プラスチック)を接着させたクラウンです。白く見える部分はレジンでできています(透明感など点でメタル・ボンド・クラウンには劣ります)。レジンはどうしても年数がたつと色が少しずつ変わって来たり、すりへったりという変化が見られます。

セラミック・クラウン

金属を使用せず、すべてセラミックでできているクラウンです。大きく口をあけても全体が白いので自分の天然の歯のようです。クラウン自体にある程度の厚みをもたせなければならないので歯を削る量は多くなります。そういう意味で、神経のある歯にはあまり適しません。しかし金属が使われていないので金属アレルギーを引き起こしたりすることはありません。また、年齢とともに多少歯ぐきが下がり、歯の根が見えるようになってくる傾向がありますが、このような場合にもクラウンのふちの金属が見えたりすることもなく自然な感じを保つことができます。

この方法も現在のところ保険診療では認められていません。

セラミック・インレー   ★奥歯も美しく★

保険診療ではインレー(型をとって作る部分的なつめもの、主に奥歯に使用)は金属性のものになります。健全な歯質がある程度あれば光重合レジンを用いて白い色に治療ができますが、条件にあわなければ多くの場合インレーによる治療になります。奥歯も真っ白にしたいというご希望があればセラミックでできた、セラミックインレーをお勧めしています。セラミック製ですので年数がたってもレジンのように変色もなく、また金属やレジンにくらべて体にやさしい材料と言えるでしょう。

インプラント 

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矯正治療

いわゆる噛み合わせが悪いという状態には@乱杭歯、八重歯などのように顎の大きさと歯の大きさのアンバランスによるもの と A反対咬合(うけ口)や上顎前突(出っ歯)のように顎の骨の位置関係の異常によるもの があります。

当院では、充分に噛むことで顎をしっかり発育させる指導や、指吸いなどの噛み合わせに悪影響を及ぼす習癖に対する指導及び、矯正治療の必要性またその次期の判断等を行ない、患者さんとよく相談のうえ、ご希望があれば矯正の専門医を紹介させて頂いております。

また、矯正治療は子供だけに対するものではなく、大人でも希望があれば受けられます。

ご質問があればお気軽にお尋ね下さい。

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